令和2年第3回定例会 9月議会が了しました。
私は、以下の一般質問を行いました。
1.防災対策と今後の防災計画について
・ 市内における「地区防災計画」の必要性
・ 防災対策に関わる人材育成
2.公共交通対策について
3.公立図書館について
災害が続く日田市ではトップダウン型の日田市地域防災計画に加え、地域コミュニティが自発的に提案するボトムアップの地区防災計画を足し合わせることが欠かせないのではないか。
また、地区防災計画を作り上げていく際には、地域の歴史や地形、普段の暮らし、どんな人が住んでいるのかなど、その地域をより深く知ることもなります。
日田市には、自治会ごとの自主防災組織があり、各地域に防災士もいます。さらに、中間支援組織として活動してているNPO法人リエラもあることから、地域住民が主導しながら、ボランティア団体・専門家・行政が協働で進めていくことができます。
地区防災計画の策定を提案しました。
他の議員の一般質問の中でも、地区防災計画を検討してみてはどうか?という発言もありました。
私自身も、他市事例や内閣府の地区防災計画ガイドラインなどを参考に、理解を深めたいと思います。
公共交通については、今回、中津江地区の幹線道路やJR九州の久大線が被災し、地域住民の方はもちろん、多くの方に影響がでました。
その際の、対応について質問しました。
さらに、今年4月以降、路線バスが廃止され、デマンドタクシーなどに変わりました。
これまで、利用していた方は現在、どのようにされているのか。
代替手段で利用できる場合と全く交通手段を失ってしまった場合とがあります。
行政も、地域の声を聞き、交通事業者と協議を重ねて、事業計画を練ってきたと答弁がありました。
一人一人のニーズにこたえることは難しいことですが、それでも、一人一人の声を大切にしながら、よりよい事業を進めていってほしいと思います。
公立図書館については、前回、6月の議会の時にも、「コロナ禍における公共施設について」ということで、質問しました。
今回は、窓口業務委託の評価と検証はどのように行われているのか、また、公立図書館の在り方はどのように考えているのかなどを質問しました。
「自助・共助・公助」とよく言われますが、「自助」とはどういうことかを考えた時に、「避難の際に、自分の身は自分で守る=自助」ということではなく、自分がどのように生きていきたいのか、を決める、考える力を持つことだと思います。
そのヒントは図書館にあるのではないか?と考えています。
本に出合う、その本と私を引き合わせてくれるレファレンス(図書館の相談窓口)など、図書館は、ただ本を借りるだけではなく、そこからさまざまなことが広がっていく重要な場所にもなります。
日田市としは、図書館をどのようなものと捉えているのか。
さらに市民の自助を育てるためには、日田市が図書館運営について、どんな計画しているのか。
今後とも、深めていきたいと思います。