本日は、産業建設分科会の審査が行われました。
産業建設分科会では、農林水産業・商工観光・土木、公営企業(水道事業)などの審査を行います。
日田市の基幹産業である林業や農業のブランド化や情報発信は、これまでも取り組まれてきました。
特に福岡都市圏に向けての事業は、物品販売だけではなく、生産者とのマッチングにも力を入れてきました。
販売は一定の実績を保持していますが、「日田ブランド」として顧客がつき、福岡都市圏以外にも展開できるまでには至っていません。
運営方法や事業そのものについて、きちんとした検証を行うべきではないのかといった意見がでていました。
このほか、日田を担う人材育成事業やまちなかリノベーション推進事業などについても、事業効果の検証を行い、その検証から、今後どのような事業展開を行っていく必要があるのか、
検討していく必要があるのではないかと言った意見が出ていました。
私自身、これまで自分たちで企画運営を行った「水面の盆」や千年あかりやリバーフェスタなど、様々なイベントに関わってきました。
その都度、このイベントがどのような効果をもたらしたのか、また企画運営に関わったスタッフはどんな成長をしたのかなどの振り返りを丁寧に行っていたかと考えると、なかなかできていませんでした。
来場者数や売り上げを中心に、成功か否かを報告していたくらいです。
私が所属する教育福祉分科会などは、子どもたちの学習意欲の向上や学力向上という目的のための事業も数多くあります。
その効果を1年で検証することは難しいですが、継続して子どもたちの成長を検証する必要はあります。
意欲が向上したことで、子どもたちの将来の進路の選択の幅が広がったり、また学習するだけではなく様々なことに関心を持つことができるようになるなど、効果はいろいろなところに現れます。
その効果をどのように検証していくのか、数字だけにとらわれることなく、見る必要がありあす。
今回の決算審査については、「ひた未来まちそだて会議」内でも、意見交換を行いました。
今後は、日田市の財政についても専門的な知識を持つ方に学んでいきます。
明日10月23日(金)は、それぞれの分科会の取りまとめを行い、来週10月26日(月)は全体会が開かれます。
決算審査の最終的な報告は、12月議会で行われます。