本日、令和3年6月定例会が閉会しました②

上程された議案は、各常任委員会に付託されます。
そこで、審議を行います。
現在、私は総務環境委員会に所属しており、ここで審議された補正予算の事業は、以下の2件です。

1,コミュニティ助成事業(コミュニティ活動備品整備事業)250万円
  こども神輿の整備など

2,天ヶ瀬温泉街復興プロジェクト事業 1,522万8,000円
  8月「天ヶ瀬温泉まつりウィーク やっぱり川が好き」
  11月以降「天ヶ瀬温泉魅力フェア」

コミュニティ助成事業については、一般財団法人自治総合センターが募集するもので、日田市が広報を通して年2回周知しています。

コミュニティ助成事業
宝くじの社会貢献広報事業として、コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備、安全な地域づくりと共生のまちづくり、地域文化への支援や地域の国際化の推進及び活力ある地域づくり等に対して助成を行い、地域のコミュニティ活動の充実・強化を図ることにより、地域社会の健全な発展と住民福祉の向上に寄与するための事業を行っています。
https://www.jichi-sogo.jp/lottery/comunity

天ヶ瀬温泉街復興プロジェクト事業については、本年3月末に設立された「天ヶ瀬温泉つなぐ会議」が企画したイベントへ日田市が補助金を交付するものです。
昨年、令和2年7月豪雨災害からの復旧復興ということで、元気がなくなった地域住民を元気づけること、また現在進められている「将来ビジョンの策定」の参考資料となるよう実際の事業を行って、地域の方たちの意見を取り入れていくこと、その二つを柱に企画されました。
委員会審議では、多くの質問がされ、事業内容の詳細まで審議されました。

コロナ禍での開催は、妥当なのか?
予算の積算根拠が曖昧ではないのか?
地域住民への理解は、どのくらいされているのか。
将来ビジョン策定が先にあり、検証を行うためにイベントを行うべきではないのか。
復興のためにイベントを行うことより、つなぐ会議のメンバーやともにビジョンを策定している人材を対して予算を使うべきではないのか。
20代~40代の次世代が企画したもので、天ヶ瀬温泉街を元気づけるには必要なイベントではないのか。
コロナウイルス感染症が心配されるが、時期をずらしたり、感染予防対策を徹底すれば、開催可能である。
予算は、各事業を行う課程で、執行部が責任をもって確認を行うことで、適切な費用のみを認め、使用しなかった補助金は、年度末に不用額としてあげればよい。
といった質疑が繰り返しされました。

3日間の審議を行い、委員会審査最終日(6月25日)に採決を行いました。
天ヶ瀬温泉街復興プロジェクト事業
1,事業全額削除の修正案
2,事業の一部(8月のイベント分)を減額修正した一部修正案
3,原案通り
結果は、いずれも過半数を得ず、委員会に付託された補正予算は否決されました。