第75回不登校を考えるシンポジウム

2024年1月28日(日)ホルトホール大分にて、第75回不登校を考えるシンポジウムが開催されました。
講演とシンポジウムがあり、
前半はテーマ「子どもがつくる、子どもとつくる学びの多様化学校(不登校特例校)とは」と題して東京シューレの創立者 奥地圭子さんによる講演。
後半は「今、不登校支援を問い直す 自ら成長する力をもつ子どもたち」をテーマに、奥地圭子さんと東京シューレ葛飾中学校校長の木村砂織さん、星の会代表の加嶋文哉さんによるシンポジウムが行われました。

奥地さんの講演では、東京シューレを始めた頃の話やシューレ学園に通う子どもたちの話など、長年、子どもやその保護者に関わって来た奥地さんの話は、いくつも気づきを与えてくれました。
さらに、後半のシンポジウムでの木村さんの話も、当事者や支援者にも勇気を与えてくれるものだと感じました。
お二人とも、「学校に行かない、人と関わらなことが成長を止めると考えられがちだが、家にいても、何もせずにゴロゴロしていても、人は何かしら成長をしているもの。無理に変わらせるのではなく、ゆっくり時間をかけていくことが大切。」という共通認識で子どもや保護者と向き合っているとのこと。
不登校になると、勉強の機会が失われる、人との関りがないと社会性が育たないのではないか、と焦ってしまうけれど、全てを受け入れることから始まるのだと感じました。

また会場からは、支援者や不登校経験者など、それぞれも思いからいくつも質問が出されました。
「現在進められている学びの多様化学校は、不登校の児童生徒を前提としたもので、そういう経験があるから入学するのではなく、本来ならこういう学校で学びたいという選択肢の一つになってほしいが、そうなるのか」
「兄弟が不登校なのだが、親じゃない自分は何か支えることができるか」

学びが多いシンポジウムでした。

学びの多様化学校は、不登校児童生徒の実態に配慮した特別な教育を行う学校のことで、2004年に国内で初めて開校したときは「不登校特例校」と呼ばれていましたが、2023年8月から「学びの多様化学校」と名称が変わりました。
国は、2023年から5年後までにすべての都道府県や政令指定都市に設置し、将来的に全国で300校設置する計画です。


不登校・ひきこもりを考える親の会 星の会