令和3年6月定例会を振り返って

今回、私が賛成討論を行った「全額減額修正案」は否決されました。

天ヶ瀬温泉からの復興は、支援するべきで、今回の事業そのものを否定しているものではありません
しかし私は、「イベント先行で復興を行うより、地域を担う人材育成を先に行うべき」だと考えています。

「天ヶ瀬温泉つなぐ会議」は、将来ビジョン策定するために、設立されました。
今回、夏のイベントは、将来ビジョンを策定するために必要である。
また、豪雨災害で被災した天ヶ瀬温泉街を元気づけるために必要である。
という説明でした。

地域住民がまちの未来を語る際、自由な発想を言い合うことはできますが、
大きな声だけではなく、小さなささやきまで拾い上げることや沢山でた意見をまとめていくことは、
専門家の支援なしでは、簡単にできることではありません。

昨年、豪雨災害後にいち早く、地域の方々を支えながら活動してきた若者を中心に「天ヶ瀬温泉つなぐ会議」を設立したのならば、その会議のメンバーやそれを支える団体や行政は、市民参画の話し合いが行えるよう、適切なサポートができるようにならなければいけないと考えています。
イベントを行うだけでは、将来ビジョンを策定できるようにはなりません。