本日より、令和元年決算審査特別委員会が始まりました。

本日、2020(令和2)年10月19日(月)より、2019(令和元)年度の日田市決算審査特別委員会が始まりました。
本日は、全体会において、日田市一般会計・特別会計、日田市公営企業会計(日田市上下水道局)の決算の概要説明および質疑が行われました。
2019(令和元)年度の当初予算額は381億円余(38,121,621,000円)。
その後、補正予算が追加され、最終的に396億円余(39,684,091,000円)となっています。
全国に1740以上もある基礎自治体の地方財政は、いずれも厳しい状況だと思いますが、日田市は通常の事業への予算に加え、今から3年前の2017(平成29)年に生じた九州北部豪雨の災害復興事業にもいまもって事業予算が必要です。
決算にあがってきたものは、事業化される際、事業実施に必要な予算と事業内容の整合性を議会で審議され承認されたものです。
こうした経緯を前提として、決算審査では、その予算は適切に使われたのか、事業の効果はどうだったか、評価はどう行われているのか、今後の事業計画はどうなっているのか、などを質問したうえで、公明正大に審査を行います。案件によっては、十分な効果が生まれていない場合や評価に及ばなかったもの、今後へ継続することが期待されないケースも見受けられます。そうした際には、厳しい監視の結果、予算縮小や事業取りやめも提案されます。

日田市では、議会委員会メンバーと市役所担当部署が同席し、総務環境分科会(10月20日)・教育福祉分科会(10月21日)・産業建設分科会(10月22日)それぞれに分かれ、分科会ごとに審査を行います。その際、他分科会の委員も傍聴することができます。
決算審査は、定例会同様、公開されていますので、市民の方も傍聴ができます。どうぞご関心のある方々の陪席を期待しています。

決算審査意見書(一般会計等)
https://www.city.hita.oita.jp/soshiki/kansa/kansajimu/chosa/senkyo/kansa/2587.html

◆地方財政の仕組み
基本的な予算は、「一般会計」で事業を進めます。その他、国民健康保険など特別な目的を経理するための「特別会計」、上下水道事業など企業的な経営をする「企業会計」があります。
歳入とは、家計で言えば収入の意味で、市町村の歳入の主なものとしては、市町村税、国庫支出金(義務教育や生活保護費など指定されたことに使うために国から支給される)、県支出金、地方交付税交付金、地方債、使用料などがあります。
また、歳出とは、家計で言えば支出の意味で、主なものとしては、総務費、土木費、民生費(社会福祉・老人福祉など)、衛生費(医療費・清掃費など)、教育費などがあります。